とっておきのデザートは...

作者:かにみそ大将軍
 

女「あークリスマスに会えないなんて最悪だ。折角予定空けてたのに。連絡も来ないし

あたしのことはどーでもいいんですか、彼氏さん?」

「あ、スマホに・・ん?音声メッセージ?」

男「今日は本当にごめん!突然の仕事で、今空いた時間にこれ録音してる。あ呼ばれた!」

女「なんだか忙しいな(笑)こんなんくれたら余計に会いたくなっちゃうよ。あっ・・また(笑) 」

男「なんだよあの上司。あ、ごめん。今日仕事終わったらそっちに行くから、あぁまた呼ばれた」

女「もう、しっかりしてよ(笑)ふふ、着くころには明日だね。せっかくのクリスマスだったのになー。でもちょっとうれしいかも。」

「あたしも何か送ってみようかなっと」

「だいすきだよ」

「これでおくれたのかな?」

「お?返事がはやい」

男「ありがとう!すっごい嬉しいけど!上司に聞かれて少し恥ずかしかった」

「でも本当に嬉しかった。残りの仕事頑張る」

女「よしよし、頑張ってねっと」

「さてと、彼氏さんがお仕事頑張ってるから、私も明日の準備頑張るぞ」
 

男「ふうー。やっと仕事が終わった。もうこうんな時間か。あいつまだ起きてるかな?」

「電話してみるか」

女「もしもーし。今何時ですかー?」

男「ごめんって怒ってるよね?」

女「怒ってないよ。電話くれて嬉しいよ」

男「よかった。今仕事終わったから、一旦帰ってそっちに向かうよ」

「朝には着くと思うから」

女「わかった。待ってるよ。ねぇねぇ何か言いたいことあるんじゃない?」

男「えーと、、なんだろう、、わかった!メリークリスマス!」

女「馬鹿(笑)違わないけど違いまーす」

男「えーと、、プレゼントあるよ?」

女「嬉しいけど違います。ねぇわかってるんでしょ?」

男「(笑)ごめんって。ちょっと恥ずかしいけど、その、、大好きだよ」

女「うん。それ。ありがとう」

男「え?俺だけ言うの?君からはないの?」

女「あたしはメッセージで送ったし」

男「先生―彼女さんが意地悪しまーす」

女「えーと...愛してるよ。大好きな彼氏さん」

男「それはずるいなぁ(笑)...俺も...愛してるよ」

女「嬉しい。沢山ご馳走用意して待ってるから早く来てね」

男「ああ。任せておいて」

女「美味しいデザートも用意してあるからね」

男「なんだろう?君かな?(笑)」

女「馬鹿(笑)...それもあるけど(小声)」

男「え?なんだって?よく聞こえなかった」

女「いいから早く来てね!」

男「あっ!いきなり切るなよな。…聞こえてたっつーの」

END 

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