
オランジェット
約:5分
作:☼*.。ひなた
女1:〇〇(後輩) 女2:■■(先輩)
女1「■■せーんぱい!お疲れ様です!」
女2「あ、〇〇ーお疲れ様、今日も頑張ってるね」
女1「はい!えへへ」
女2「んー?〇〇どうしたのー?」
女1「今日も大好きな■■先輩に会えたーって嬉しくて」
女2「あはは!今日も〇〇はかわいいねー!」
女1「えへへ。あ、今日は■■先輩に渡したいものがあるんです!」
女2「ん?渡したいもの?」
女1「はい!今日はバレンタインなんで、■■先輩にチョコ持ってきました!」
女2「あー今日バレンタインかぁ。ふふっ。ありがとう。今開けていい?」
女1「はい!」
女2「あれ?これって...」
女1「オランジェットです!■■先輩、お酒好きですよね?甘すぎないチョコの方がお酒に合うかなーって思って」
女2「...」
女1「■■先輩?どうしました?」
女2「〇〇...これ...手作り?」
女1「あ...もしかして、こういう手作りなの、嫌でしたか?」
女2「あ、いや」
女1「ごめんなさい!■■先輩のこと思って一生懸命作ったんですけど...迷惑ですよね...」
女2「〇〇、そうじゃないの」
女1「...え?」
女2「いや、私てっきり買ったチョコだと思って...ほら、『友チョコ』って言ってみんなに配ったりするでしょ?だから私宛に作ってもらったことにびっくりしちゃって」
女1「■■先輩...これ、本命ですよ?」
女2「...え?」
女1「私、友チョコとか作ってません。本当に好きな人に手作りチョコを渡しただけです」
女2「〇〇...」
女1「同じ女性を好きって思ったら...ダメですか?」
女2「...ちゅ(リップ音)」
女1「...えっ?」
女2「〇〇...私ね、少し気づいてたんだ。〇〇が私の事好きなのかなって。けどね、〇〇は誰とも付き合ったことないって言ってたし、これから男性の事好きになっていくかもって思って、気づかないふりしてた」
女1「■■先輩...」
女2「でも、私もね好きって思っちゃってるんだ。かわいい後輩としてじゃなくて、ちゃんと一人の女の子として」
女1「...嬉しい」
女2「〇〇...私でいいの?」
女1「■■先輩でいいんじゃなくて、■■先輩がいいんですっ」
女2「そっか。〇〇、今日私の家来る?」
女1「え、いいんですか?」
女2「うん、一緒に〇〇が作ってくれたチョコ、食べよ?」
女1「はい!」
女2「じゃあ、行こっか」
女1「...■■先輩(小声)...」
女2「ん?どうしたの?」
女1「...ちゅ(リップ音)」
女2「あっ」
女1「えへへ。■■先輩のことだーいすき!」