二人だけの

作:かにみそ大将軍
弟「ほらーお姉ちゃーん。起きてー。もうお昼だよ」
姉「ふわぁ。まだ日曜日でしょ~。まだ寝る~」
弟「土曜日一回も起きてないんだから、そろそろ起きたほうがいいよ」
姉「まだ大丈夫よぅ」
弟「大丈夫じゃないの!洗濯とか、たまっちゃうの。はい起きて」
姉「ふぁ~ぃ。ぐぅ」
弟「寝ないの!今日は手伝って欲しい事あるんだから」
姉「なぁに?ぐぅ」
弟「果たして、今言ってきちんと姉に伝わるのだろうか・・・」
姉「お姉ちゃん、ちゃんと聞いてるよ~」
弟「ならいいけど・・今日はスーパーの特売日なんだ!お一人様一点とかあるからついてきてほしいんだ」
姉「えぇ~めんどい~。その辺で買っちゃおうよぅ~。お姉ちゃん阿保ほど稼いでるよ?」
弟「駄目だよ!一円たりとも無駄にできないんだ。お金はありすぎて困ることはないし、使わないに越したことはないんだ」
姉「先生―(弟)君が経済を回そうとしないで~す」
弟「そんなもの回したい奴が回せばいいのさ。ほら出かける準備して」
姉「ぐぅぐぅ。」
弟「都合が悪くなったら寝ないの!」
姉「もぅ(弟)君、お兄ちゃんみたい。」
弟「僕がお兄ちゃんだったら・・・・」
弟「ほら(姉)起きて。朝だよ。朝ご飯できてるよ」
姉「お兄ちゃんありがとー。でもまだ(姉)眠い~」
弟「こらきちんと起きないとだめじゃないか。朝ご飯食べないと元気でないぞ」
姉「はぁ~い。お兄ちゃん朝ご飯いつもありがとう」
弟「どういたしまして。ほら朝ごはん食べるぞ」
弟「なんか、今とあんまり変わらない気がする・・・」
姉「そぉ~お?」
弟「そうだよ!」
姉「(弟)君ちょっとこっちきて~」
弟「なんだい?お姉ちゃん?」
姉「ふふふ。えい。ぎゅー」
弟「わわ。急に抱きついたりして。その・・恥ずかしいよ・・」
姉「いつもありがとう。だぁ~い好きだよ。お姉ちゃんは(弟)君のお姉ちゃんでよかったよ。これからもよろしくね」
弟「(姉)姉ちゃん・・・。僕も(姉)姉ちゃんの弟でよかったよ。たった二人の家族だもん。これからもよろしくね」
END