届かぬ願い 伝わる想い
約 分
作 かにみそ大将軍
ある人に恋をした
許されない恋だった
それを知りながらも、気持ちを止められなかった
優しさに触れて
温もりに触れて
貴女に触れた
二人の時間が重なる
離れる
また重なる
段々と一人の時間が増えてきた
夜が長くなる
貴女をより一層想う
貴女がいない夜が続く
この体が張り裂けそうになる
貴女がいなくなって1ヶ月が過ぎた頃
一輪の花が貴女から届く
「告げられぬ恋」
それがその花の花言葉
どんなに愛の言葉を囁いても
「ありがとう」としか言わなかった貴女
わかってる
言ってしまえばその先に未来は無い
誰からも祝福されない茨の道
でも、たとえどれだけ傷つこうが
貴女となら歩いて行けると思っていた
そう、信じていた...
END