幼なじみ
約3分
作者:あお
「もしもし?あーまた飲んでんの。 飲みすぎじゃね?
こっちは今仕事終わったとこだっつーの。 迎えに来いって...
だから、今仕事終わっ あー...はいはい。 んで?どこ? あー...
んじゃあ、20分くらいで行くから。 変な奴についてくなよ?」
結局アイツに弱い。 都合の良いように呼び出されるのも嫌じゃない...
酔っ払ったアイツを他のやつに渡すくらいなら どこへでも駆けつけてやるけど...
「おまたせ。はぁー...ったくどんだけ飲んだんだよ。ほら、帰るぞ。
抱っこって...はいはい。 おら、行くぞ」
「ほら、水。飲めよ。 じゃあ俺帰るから、ちゃんと鍵かけろよ? うぉっ、あっぶねーな。
くっつくなよ。帰れねーだろ?」
本当いい加減にしろよ。 こっちがどれだけ我慢してると思ってんだよ。
「おい、ふざけんなって。 ほら、離せって」
そろそろ限界なんだけど
「ねぇ...ヤダって それどうなるかわかって言ってんの? 俺も男なんだけど?」
そんな顔して「いいよ」なんて やっぱコイツにはかなわねぇな