Electronic Valentine

作:かにみそ大将軍
実…実況者。本名「齋藤 優(さいとう すぐる)」。23歳。
イノ…イノセント。美少女ゲーム「ドキドキトゥルーハート」の主人公。名前は齋藤の実況者名「イノセント」を使用している
柳下…柳下 千賀子(やなぎした ちかこ)。ドキドキトゥルーハートのヒロイン。イノセントと同じクラス。学級委員長
実「やっとここまできた。ドキドキトゥルーハートもエンディングも近いです。」
「どうもゲーム実況のイノセントです。ドキドキトゥルーハートやっていきましょう。前回は攻略対象の 柳下 千賀子 ちゃんから呼び出された所で終了しました。今回はどうなるんでしょう」
「ロードして...このローディング画面の絵いいですよね。こう、この光の刺し具合が」
柳下「イノ君、急に呼び出してごめんね」
実「千賀子ちゃんキタ━(゚∀゚)━!可愛い」
「この恥じらってる顔ずっと見てられる」
イノ「大丈夫だよそれにどうしたの」
実「イノ君クールだなもうわかってるだろ」
柳下「今日はなんの日か知ってる?」
実「今日は2月14日そうバレンタイン‼」
イノ「今日...なんの日だっけ?」
実「うそつけーーー!わかってるだろ!!」
柳下「今日はバレンタインだよ。もう」
実「ですよね!!なんでわからないんだよ(笑)」
イノ「そっか。いつも誰からも貰わなかったから忘れてたよ」
実「悲しい過去!!まぁ俺自身も貰わないんだけどね」
柳下「もぅ。じゃあ今日はいい日になるかもね」
実「まさか...」
イノ「それってどういう...」
柳下「はいこれ。一生懸命作ったんだから味わって食べてよね!」
実「キタ━(゚∀゚)━!この恥じらい顔可愛い」
イノ「えっ...嬉しい...」
実「そらそうだろ。今まで貰ってなかったんだもんな。ん?選択肢?」
「受け取る と 断る か。この流れで断るとかおかしいだろ。でも、前に出てきた小湊 雫ちゃんも可 愛いし正直そっちのルートに行きたいけど..ここで貰わなかったら男じゃねぇ。当然受け取る!ふぁ..ふぁ...ハクション!!あーーーー。断るを選んじゃった!」
柳下「そっか。もういい...じゃあね」
イノ「千賀子ちゃん...」
実「千賀子ちゃん...」
「ロードしてやりなおそ..ってこのゲームオートセーブだったああああ。」
イノ「結局、今年も誰からも貰えないままバレンタインは終わった」
実「お前が断ったからだぞ!」
イノ「選んだのはお前だぞ」
実「ひえ、こっちに話しかけてきた」
END