Face to face Another End

作:かにみそ大将軍


相澤「麻美さん...真白ちゃん...私は...私は!」

相澤「...二人とも好き!どっちかなんて選べない!」

楠木「芹奈さん...」

本田「っふ...あはははは」

相澤「麻美さん?」

本田「そうよね(笑)それでこそ芹奈だわ」

楠木「麻美さん...」

本田「真白。私が間違っていたわ」

楠木「どういうことですか?」

本田「私は、真白も好きよ」

相澤「えぇ⁉」

本田「どっちかなんて私らしくない。私だったらどっちも手に入れる」

楠木「あはは。そうですよね。麻美さんならきっとそうです(笑)」

本田「というわけで、二人とも今から私の家に来なさい」

相澤「いつもお願いしても入れてくれなった麻美さんの家に⁉」

楠木「私、なんだか緊張してきました」

本田「先に断っておくけど、私の家は汚いわよ」

相澤「汚いといっても、麻美さんの家ならそこまで...」


相澤「と思っていた時期が私にもありました」

楠木「これは想像以上ですね」

本田「あら?だから言ったじゃない?」

相澤「言いましたけど、これはちょっと汚いってレベルじゃないですよ...」

楠木「所謂、汚い部屋...汚部屋ですね」

本田「さぁ、皆で片付けましょう」

楠木「いいですけど突然どうしたんですか」

相澤「こういう突発的な行動をとる麻美さんは決まって変な発言しますよね」

本田「二人とも私の家で一緒に暮らさない?」

相澤「ほらぁ...」

本田「あら?そうかしら?だって、私二人の事大好きよ?」

相澤「嬉しいですけど...」

本田「だって、真白も芹奈の事好きなんだし、芹奈も私達の事好きなのよね?」

相澤「そうですよ...好きです...」

本田「なら一緒にいたほうが幸せじゃない。それに真白はすでに乗り気よ?」

相澤「って、えぇ⁉すでに片付け始めてる」

楠木「芹奈さんと同居...麻美さんと同居...ブツブツ」

本田「ほらね」

相澤「あぁ真白ちゃんが見たことない速さで動いてる...」

本田「ほらほら芹奈も一緒に片付けましょう」

相澤「わかりましたぁ」

本田「この部屋ってこんなに広かったのね」

相澤「本当に広いですね...」

楠木「でも本当にここに住んでいいのでしょうか?」

本田「いいのよ。叔父のマンションだし部屋は余っているもの」

相澤「少しづつ引っ越し作業しなきゃですね(笑)」

楠木「ゆっくりやっていきましょう」

本田「先に断っておくわ。私家事出来ないから」

相澤「部屋見てなんとなくそんな気はしていました...」

楠木「お料理教えますので少しずつ一緒に覚えていきましょうね」

本田「しょうがないわねぇ。二人とも」

相澤「はい?」

楠木「なんでしょうか?」

本田「私は見たとおり完璧じゃないわ。こんな私でもよろしくお願いするわ」

相澤「はい。私も完璧じゃありません(笑)こちらこそよろしくお願いします」

楠木「私だって至らないところは沢山ありますが、よろしくお願いいたします」

本田「ふっ...」

相澤「ははっ...」

楠木「ふふっ...」

3人「あはははははははは」

本田「そうだ。忘れるところだったわ。芹奈ちょっと来て」

相澤「はい?なんでしょっ...⁉」(キスされる)

相澤「麻美さん!急に何を⁉」

本田「次は真白よ。おいで」

楠木「その...初めてなので...お手柔らかにお願いします...」

本田「ふふっ。わかったわ」

楠木「っ...⁉」(キスされる)

本田「初めてはどうだった?」

楠木「その...気持ちよかった...です」

本田「ふふっ。真白可愛い」

相澤「真白ちゃん!真白ちゃん!次は私と!」

楠木「はい!」


相澤 人は一人では生きていけない。どうしても他人との関りが必要となる

   その中で人を好きになることもある。


楠木 その人を好きになってしまったからには、きちんとその人と向き合う必要がある。

   イメージでその人を縛り、自分の中の好きな人を作り上げてはいけない


本田 良い所も悪い所も全部全部その人なのだから。

   そして自分とも向き合わなければ、本当の気持ちも見えてこない


相澤 時には顔をそむけたくなることもある


楠木 うつむき、前を向けない時もある


本田 でも忘れないで。


全員 いつでも私達は、貴方を見ているから Face to face…

END

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