Face to face face2楠木真白

作:かにみそ大将軍


相澤「麻美さん...真白ちゃん...私は...私は!」

相澤「私は、真白ちゃんが...好き...」

本田「そんな...」

楠木「えっ⁉本当ですか⁉嬉しいです」

相澤「可愛いなってずっと思ってて、でも女の子同士っていうのもあって...」

楠木「私もずっとそう思っていました。でももう我慢できません!芹奈さん!」

相澤「わっ!急に抱き着いたら危ないよ。でも、私も嬉しいよ」

本田「ったく。こっちの気も知らないで」

相澤「麻美さん...その...すいません」

本田「いいのよ。仲良く過ごしなさいよ。これで私もバスケに専念できるわ」

相澤「えっ?どういうことですか?」

本田「大学側から留学の話があってね。折角の機会だから受けることにするわ」

楠木「麻美さん、それじゃあ初めから...」

本田「さて、それはどうかしらね」

相澤「出発はいつなんですか?」

本田「2週間後くらいかしら?」

楠木「そんな...急すぎます...」

本田「まぁ実は結構前から話もらってたのよ」

相澤「そうだったんですね...でも麻美さんなら何とかなりそうです(笑)」

本田「ありがとう(笑)見てなさい。アメリカから日本に私の名を響かせるわ!」

楠木「うふふ。麻美さんなら、本当にできそうですね」

本田「あら、真白。冗談だと思ってるの?」

楠木「いえ、信じていますよ」

本田「ふふ。ありがとう。それじゃあ私はいろいろ準備があるから帰るわ」

相澤「麻美さん!」

本田「あら?なに?芹奈」

相澤「......その......頑張ってください...」

本田「ありがとう。貴方たちも仲良くね」

相澤「...はい」

本田「それじゃあね」

楠木「...それじゃあ芹奈さん私達も帰りましょうか」

相澤「うん」


(帰り道)


楠木「ねぇ芹奈さん」

相澤「何?真白ちゃん」

楠木「本当に私なんかで良かったのでしょうか...」

相澤「どういうこと?」

楠木「だって、麻美さんみたくバスケ上手くないし、その...体も...」

相澤「真白ちゃん。私は真白ちゃんの良いところ沢山知ってるよ」

相澤「皆に優しい所、周りに気づかいできる所。そして困ってる人をほっとかない所」

相澤「私にはできない事を平気で行える真白ちゃんだから好きになったんだよ」

楠木「っ⁉嬉しい...芹奈さん!」

相澤「ちょちょ、苦しいって(笑)」

楠木「私は、私を選んでくれる理由が欲しかった...」

相澤「真白ちゃん...」

楠木「芹奈さんは、いつも明るくてまっすぐでとっても眩しかった」

楠木「眩しくて時々見れない時もありました...でも!それでも!芹奈さんの傍にいたかった!」

楠木「私は...私は...芹奈さんみたいになりたかった...」

相澤「真白ちゃん...」

楠木「お願いです...私の事嫌いにならないでください...」

相澤「真白ちゃん。落ち着いて。何度も言うけど私は真白ちゃんの事が好きだよ」

楠木「...」

相澤「真白ちゃんは私じゃない。楠木真白として皆に優しさを分け与えてきたんだよ」

楠木「芹奈さん...」

相澤「もう一度言うよ。私は楠木真白が大好きです。貴方の優しさに何度も救われました」

相澤「私の隣にずっといて欲しいです」

楠木「私も、私も相澤芹奈さんが大好きです。貴方の気づかいや明るさに何度も救われました」

楠木「私も、貴方の隣にずっといたいです」

相澤「ふふっ」

楠木「ふふっ」

二人「あははははは」

楠木「芹奈さん!」

相澤「なに?真白ちゃん」

楠木「その...手...繋ぎたいです...」

相澤「ふふ。勿論。はい」

楠木「嬉しいです。これからもよろしくお願いします芹奈さん」

相澤「こちらこそよろしくね。真白ちゃん」

相澤「そうだ真白ちゃん。このまま家に来ない?」

楠木「えぇ!今からですか⁉今日はちょっとその...」

相澤「明日何かあったけ?」

楠木「いや...その...サークルの後でその汗とか...今日着替えも...その...」

相澤「いつも来てたじゃん(笑)」

楠木「ともかく今日はダメです!とても行きたいですけどダメなんです!」

相澤「わかったよ。じゃあ明日おいで」

楠木「はい!」

二人「あははははははは」

Face2 ー 楠木真白END

無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう