sweet time

作者:みんみん

「」男性 『』女性


『お風呂上がったよー』

 「ん…って、○○。お前また髪乾かしてないな。」

 『いいじゃん別に。』 

「良くないよ。 このご時世に風邪なんて引いてみろ。 悪化したら大変だぞ? それに誰が看病するって思ってんだ。」 

『むーじゃあ△△君が乾かしてよ。』

 「はぁ? …ったく、しょうがねぇなぁ。ほら、髪乾かしてやるからこっち来い。」

 「えへへ、やったぁ。』

 【ドライヤーの音】 

『ねぇ、△△君。』 

「何?」 

『好き』

 「…ん!?何て?」 

『すーき!』

 「んー?」

 『ねぇ! 聞こえてるんでしょ!』

「ごめんごめん、怒んないで。」

 『もう。…ねぇ、△△君は?』

 「え?」

 『△△君は私のことどう思ってるの!?』

 「んー…俺も〇〇と同じ気持ちだよ。」 

『えー…なんかその言い方やだ。ちゃんと言葉にして伝えて。』

 「恥ずかしいからやだ。」 

『えー…。けち。』 

「(小声で)…○○、愛してる。」 

『え…。』

 【ドライヤー終わる】

 「よしっ、終わり。さぁ、寝る準備するか。」

 『え、ねぇ! ○○君!』 

「ん?何?」 

『さっきの言葉…よく聞こえなかったからもう一回!』 

「… 何のことですか? ほら、歯磨き行くぞ。」 

『え! やだ! ちょっと、待って!』 

「わっ! ちょ、急に抱きつくなって。」 

『教えてくれるまで離さないもん。』 

「なっ…!…可愛いすぎかよ。」 

『えへへ。』 

「んー…でも、教えてあげない。」 

『え?』 

「だって、教えなかったらずっと〇〇に抱きついててもらえるんだろ?」 

『あ…。じゃあ、離れ…!』 

「離れ?」 

『……たくない。もうちょっとこのままでいたい…です。』 

「…ほんと、 ○○は可愛いなぁ。」 

「むぅー… △△君の意地悪!』 

「『(二人の笑い声)』」

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